導入事例

株式会社MARUWA様

 公開日:2025年12月16日

顔認証で勤怠をDX化。複雑な勤務形態もスムーズに!通常業務を止めずに導入!勤怠管理を“見える化”へ

管理本部 人事室 労務管理グループ 山田様

  • 会社名

    株式会社MARUWA

  • 事業内容

    半導体・車載・情報通信等セラミックスの開発・製造・販売

  • 人数

    651名(連結1,332名) ※2025年3月末時点

  • URL

    https://www.maruwa-g.com/

  • 導入サービス

    給与計算・賞与計算、勤怠管理、住民税、年末調整

  • 導入システム

    ジョブカン給与計算、勤怠管理、労務HR、AI顔認証勤怠管理システム(ジョブカン勤怠管理とAPI連携)

  • 課題
    • 長年使用してきた給与計算ソフトの老朽化

    • システムの限界からリプレイスが急務

    • 社内リソースが不足

    • 複雑な勤務形態に対応できる勤怠管理システムが必要

  • 解決方法
    • COMIT HRが要件定義、組織設定まで手厚く支援

    • グループ全体の複数フェーズにわたる導入を並行して推進

    • 顔認証勤怠管理システムの導入

    • 丁寧な導入プロセスを実行

  • 成果
    • 紙の届出が削減され、ペーパーレス化が促進

    • 勤怠時間の可視化により、管理がしやすくなった

    • 本人以外の打刻が不可能なため、不正打刻の防止に繋がった

    • 通常業務を止めることなく、担当者1名での導入を実現

株式会社MARUWA様について

1973年の創業以来、セラミック材料を核とした高度な素材技術で、エレクトロニクス業界の発展を支え続ける株式会社MARUWA様。

「和をもって皆で力を合わせる」という社名に込められた思いのもと、材料開発から設計、製造、評価までを一貫して手がける独自の体制が構築されています。

その確かな技術力とものづくりへの情熱は、電子部品やデバイス、LED照明、半導体関連装置など多岐にわたる製品群に結実し、世界中のメーカーから厚い信頼を獲得しています。

同社では、長年使用してきた給与計算システムの老朽化と、多様化する複雑な勤務形態に対応する勤怠管理が喫緊の課題でした。COMIT HRの導入により、これらの課題をどのように解決し、業務効率化を実現したのか、管理本部 人事室 労務管理グループ 山田様にお話を伺いました。

給与システムの限界と、リソース不足という課題

───

COMIT HRにご相談いただく前は、どのような課題がありましたか。

山田様

給与計算のソフトがかなり古くなっており、更新が必要な状況でした。システム的にも限界があり、リプレイスが喫緊の課題でしたが、推進に必要な人員体制が確保できていませんでした。

そこでCOMIT HRさんにお願いし、給与計算ロジックの分析から要件定義まで、組織設定なども含めて手厚く支援いただき、非常に助かりました。

───

顔認証勤怠システムは、今回が初の導入だったのでしょうか。

山田様

個人的には前職で検討し、実機検証まで行った経験があります。ただ、当時の他社メーカーのものは精度が悪く、40人中5人ほどを誤認するような状態で、実用には耐えられませんでした。

その点、COMIT HRさんのシステムはほぼ誤認がなく、約99%という精度の高さです。遠くからでも反応してしまうほどの高性能だったので、現在は近距離のみ反応する設定に調整しています。

現在では、各工場入口に御社の端末を設置し、連携も含めて安定しています。

システムの精度と、伴走してくれる手厚いサポート

───

パートナーとして弊社を選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか。

山田様

やはり、複雑な勤怠への対応力ですね。

SaaS側の項目に単純には合わないケースや、夜勤・フレックス、365日稼働の3交代制など、特殊な勤務形態への対応は本当に難しかったと思います。

自社だけで導入しようとしても、システムに当てはまらない部分をどうするかという問題で頓挫していたでしょう。

今回、ここまで対応いただいたことには驚いています。国内の大手のシステム会社でも難しいところを、COMIT HRさんは走り回って丁寧に対応してくださり、本当に感謝しています。

現場との連携でスムーズな導入を実現

───

導入プロセスで、従業員の皆様への周知などで工夫された点はありますか。

山田様

担当者が中心となって上層部の理解を得て、スモールスタートで始めました。各現場にも協力的な方が多く、しっかり推進してもらえたので助かりました。

私自身も遠方の拠点に赴き、3〜4か月前から端末を置いて慣らし運用をしたり、外国籍の従業員にも試してもらったりと、丁寧に進めることを心がけました。

管理業務の効率化と、従業員からのポジティブな反応

───

導入スケジュールを終えての所感はいかがでしょうか。

山田様

COMIT HRさんの担当者の皆さんには、柔軟に対応いただき、スケジュールに後ろ倒しがあっても十分にリカバリーしてもらえました。

要望は今も出続けていますが、対応がとても早い。他社だと翌日や1週間後の返答が普通で、問い合わせの電話でも費用が発生することがあります。御社は1日以上待たされることがなく、工場側も安心しています。

───

導入後、勤怠管理の精度や業務効率にどのような変化がありましたか?

山田様

まず、紙の届出が減ったことが大きいですね。勤怠管理については、時間管理が可視化され、マネジメントしやすくなりました。また、顔認証は本人以外が打刻できないので、不正打刻の防止にも役立っています。

───

経営層や従業員の皆様からの反応はいかがでしたか?

山田様

経営層からは「積極的に推進するように」と後押ししてもらえました。従業員からも否定的な意見はほとんどなく、自然に馴染んでいます。

───

人事・事務の方々からの反応はどうでしょうか。

山田様

勤怠管理については、時間管理の可視化ができて管理がしやすくなりました。効果はこれからさらに出てくると思います。

上層部の理解と、信頼できるパートナーとの連携

───

他社が導入を検討する際に、成功のポイントやアドバイスがあればお願いします。

山田様

上層部の理解があったことが非常に大きかったですね。また、通常業務を止めずに、実質1人が片手間でここまで進められたのは、COMIT HRさんのサポートがあったからこそです。

複雑な勤務形態への対応など、技術的に難しい部分も親身に走り回ってくれる、協力的なパートナー選びが重要だと思います。

人事考課や健康管理ソフトとの連携による、さらなる効率化へ

───

今後の展望についてお聞かせください。

山田様

今後は、勤怠だけでなく人事考課との連携も検討しています。また、特殊健診なども含めた健康管理ソフトの強化・統合ができると、さらに効率的になると考えています

───

本日は貴重なお話をありがとうございました。

まとめ

今回は、株式会社MARUWAの管理本部 人事室 労務管理グループ 山田様に、COMIT HR導入の背景から導入後の効果、今後の展望についてお話を伺いました。

給与システムの老朽化と複雑な勤怠管理という課題に対し、COMIT HRの伴走型サポートによりジョブカンと精度の高い顔認証システムを導入しました。

上層部の理解を得ながら丁寧な導入プロセスを経ることで、ペーパーレス化の促進、勤怠管理の効率化、不正打刻の防止といった大きな成果を実現しています。

今回の成功は、通常業務と並行しながらでも、信頼できるパートナーと協力することで、大規模なシステム導入が可能であることを示す好事例と言えるでしょう。COMIT HRは、今後もMARUWA様のさらなる業務効率化と事業成長をサポートしてまいります。

※掲載内容は取材当時のものです。

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