【2024年】給与計算アウトソーシング比較10選!代行料金相場比較、大手企業向けの選び方を徹底紹介

 公開日:2024年2月22日

給与計算アウトソーシング・代行サービス

 

目次

給与計算アウトソーシングとは?

給与計算アウトソーシングとは、企業が社員の給与計算や年末調整などの事務作業を外部に委託するサービスです。

給与計算は毎月の基本給や手当、税金の計算から年末調整まで多岐にわたります。従業員数が増えると複雑化し、変更にも対応しなければなりません。職種や雇用形態によって計算方法が異なる場合もあり、給与ソフトの設定変更や適正な給与の確認に手間がかかります。

給与計算アウトソーシングは、こうした課題を解決し、業務の効率化やサポートを提供します。

給与アウトソーシングが導入される背景には下記が挙げられます。

膨大な事務作業 給与計算は、基本給、残業代、手当、社会保険料、年末調整など複雑な計算と膨大な事務作業を伴う
人材不足と専門知識の必要性 専門知識を持つ人材確保の難しさ
法改正への対応 頻繁な法改正への対応義務
属人化によるリスク 担当者への依存による業務の属人化リスク
セキュリティ対策 給与データ漏洩のリスク

給与アウトソーシングは、 これらの課題を解決し、人事部門の負担軽減、業務効率化、コスト削減、法令遵守を実現します。

 

おすすめクラウド給与計算アウトソーシングを比較

おすすめのクラウド給与計算システムについて、操作性や主な機能、価格などを紹介します。

 

クラウド給与計算アウトソーシング比較表

サービス名 UI 機能 システム連携 サポート
体制
価格 カスタマイズ性
 ジョブカン給与計算 ・シンプルな画面構成

・申請などオペレーションが分かりやすい

・複数締め
・支払日対応
・複数事業所対応
・給与体系・賞与体系
・社会保険
・年末調整
・セルフサービス機能
・フリー項目機能
・マイナンバー対応など
・ジョブカン勤怠管理
・ジョブカン労務HR
・FUKUPE
・SenseThunder
・マネーフォワードクラウド給与
・freee
・PCA給与
・弥生給与
・給与奉行
・給料王
・メール
・チャット
・電話
初期費用 ・スタッフ
・グループ設定機能
・シフト作成
・申請・承認機能
・集計機能
・打刻管理機能
・モバイル機能
など
0円
月額費用
400
円(税抜)~
ユーザー
月額/ユーザー
400
円(税抜)~
 ジンジャー給与 ・給与管理業務を一画面上で完結させることが可能

・給与計算や年末調整の計算でもステップに沿って進めるだけで実行可能

・給与体系・賞与体系
・社会保険
・年末調整など
・ジンジャー人事労務
・ジンジャー勤怠他の「ジンジャーシリーズ」と組み合わせることで一括管理ができる
・メール
・チャット
・電話
初期費用
月額費用
500
円(税抜)~
ユーザー
月額/ユーザー
500
円(税抜)~
king of time給与 ・分かりやすい操作性

・PCが苦手な方でも簡単に使える

・紙からクラウドへの切替えもスムーズ

・勤怠データを自動連携
・履歴管理機能
・計算結果
・ロック機能
・計算結果の個別編集
・保険料や税率のアップデート
・保険料や税率の自動アップデート
・FBデータの振込日を自動変更※KING OF TIME 勤怠で、時間集計や日数集計、勤怠締めが完了されていることを前提とした限定的な機能
・KING OF TIME 人事労務
・KING OF TIME システムログ
・KING OF TIME データ分析
・電話
※要予約
・耐震対策、停電対策
初期費用
0円
月額費用
300
円(税抜)~
ユーザー
月額/ユーザー
300
円(税抜)~
 マネーフォワードクラウド給与 ・洗練されたUIで初心者にやさしいチュートリアル ・3パターン(月給制・日給制・時給制)の給与体系への対応
・カスタム計算式
・帳票出力
・銀行や他サービスとの連携
・各種控除額の自動計算など
・マネーフォワードクラウド会計・確定申告
・マネーフォワードクラウドマイナンバー
・マネーフォワードクラウド経費
・メール
・チャット
初期費用 ・カスタム計算式
月額費用
(月)
2,980
円(税抜)~
月額/ユーザー
300
円(税抜)~
 おまかせ はたラクサポート ・管理者だけでなく従業員もサポート

・電話やメール、画面共有によるリモートサポートが可能

給与計算以外にも

・電子契約
・会計管理
・勤怠管理
・電子請求書

などに対応

・KING OF TIME for おまかせ はたラクサポート
・freee人事労務 for おまかせ はたラクサポート
・freee会計 for おまかせ はたラクサポート
・freee経費精算 for おまかせ はたラクサポート
・クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート
・メール
・電話
・リモート
初期費用
0円
月額費用
3,850
円(税込)~
ユーザー
月額/ユーザー
330
円(税込)~
 PROSRV ・給与計算業務担当者のヒューマンエラーを防止する機能が充実している ・人事給与
・マイナンバー管理
・通勤費管理
・勤怠管理
・年末調整
・地方税年度更新
・マイナンバー対応
・社会保険対応
など
・メール
・電話
・従業員ポータルサイト
初期費用 ・スキルや保有資格などの項目を追加可能
月額費用
500
円(税抜)~
ユーザー
月額/ユーザー
500
円(税抜)~
 COMPANY給与計算  ・自動計算で、行政への電子申請も直接できる

・オールインワンで使いやすい

・月例給与/賞与計算
・計算結果確認
・福利厚生
・社会保険
・年末調整/税計算
・退職金/企業年金
・会社仕訳/出向費用
など
・メール
・電話
初期費用 ・支給・控除項目、勤怠項目は最大400項目まで登録可能
月額費用
月額/ユーザー
 Galileopt DX 給与大将  ・シンプルで使いやすい ・複数締め・支払日対応
・複数事業所対応
・給与体系・賞与体系
・社会保険
・年末調整
・セルフサービス機能
・フリー項目機能
・マイナンバー対応など
・SmartHR
・Edge Tracker給与明細書、賞与明細書、源泉徴収票のWeb 参照や、年末調整の電子化(入力~承認)を行う事が可能
・メール
・電話
・導入支援
・訪問
・リモート
初期費用 人事採用管理、昇給賞与シミュレーション、人事構成シミュレーション、一時金計算、給与差額管理、給与控除額管理、退職金管理、E メール配信など、業務効率を向上させるオプション機能が充実
月額費用
500
円(税抜)~
ユーザー
月額/ユーザー
500
円(税抜)~
 スマイルワークス ・ボタンひとつで簡単に全ての業務データが連動できる ・各種保険、税金の計算
・給与、賞与明細書の作成
・各種届出表の作成など
・勘定奉行クラウド
・クラウド会計ソフトfreee会計
・PCAクラウド 会計
・MoneyForwardクラウド会計
MJSLINK DX ・財務大将
・弥生会計(プロフェッショナル、スタンダード)
・メール
・電話(有償)
・導入支援(有償)
初期費用 支給・控除一覧表のカスタマイズ

など

30,000円(税抜)
月額費用
月額/ユーザー
 やよいの給与計算 ・マニュアルを読まなくても直感的に操作できる ・導入・設定
・給与計算
・社会保険・労働保険
・年末調整
・集計
・マイナンバー管理
・給与カレンダー
・データ共有サービス/データバックアップサービス
・一括振込サービスなど
・弥生シリーズの他の製品 ・メール
・チャット
・電話・画面共有サポート
・労務相談
・マイナンバー相談
初期費用 ・計算単価の計算式の編集
・集計表の追加
・用紙の変更
・明細書のレイアウトの変更
年額費用
5,400
円(税抜)~
ユーザー
月額/ユーザー
400
円(税抜)~

※上記は2024年1月時点の情報です。料金や機能などは随時変更される可能性があり、必ず各会社のホームページにてご確認のほどお願いいたします。

給与計算アウトソーシングの種類と特徴

給与計算アウトソーシングには、4つの主要な種類と、それぞれの特徴があります。

フルサポート給与計算アウトソーシン

給与計算業務を一括して代行するサービスです。月次給与計算や賞与計算など基本的な人事労務にフォーカスし、税理士・労務士事務所が提供します。法改正への対応や相談も可能ですが、大量のデータ処理には向かない一面があります。

特徴 給与計算業務全体をアウトソーシングできる
メリット 人事部門の負担軽減、専門知識による正確な計算、法改正への対応
デメリット 費用が高い
おすすめの企業 人手不足や専門知識不足、法改正への対応に不安がある企業

 

クラウド系給与計算アウトソーシング

インターネット上でソフトを利用し、給与計算を行うサービスです。クラウド利用による料金体系が主流で、法改正への対応や導入の手間を考慮し、柔軟性と安心感を求める企業に適しています。

特徴 インターネット経由で利用できる
メリット 導入・運用が簡単、初期費用が低い、最新の情報に常にアップデートできる
デメリット セキュリティ対策の必要性がある
おすすめの企業  ITリテラシーが高い企業、初期費用を抑えたい企業

 

クラウドの新規導入・クラウドへの移行をお任せください

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システム系給与計算アウトソーシング

ITシステム系企業が提供するサービスです。システム設計から運用まで一貫して対応可能で、大量のデータ処理が可能なソフトウェア開発も提供しています。

給与計算業務全体の効率化やシステム化を検討する企業に適しています。

特徴 自社システムに組み込んで利用できる
メリット 自社ニーズに合わせたカスタマイズが可能
デメリット 導入・運用コストが高い、専門知識が必要
おすすめの企業 複雑な給与体系を持つ企業、高度なカスタマイズを求める企業

スポット給与計算アウトソーシング

特定の業務や繁忙期に限定して給与計算を代行するサービスです。人手不足や給与計算に関する知識・経験が不足している企業に適しているが、料金が高くなりやすいデメリットがあります。

特徴 繁忙期など一時的に利用できる
メリット 必要な時だけ利用できる、コストを抑えられる
デメリット 継続的な利用には向かない
おすすめの企業 繁忙期のみサポートが欲しい企業、コストを重視する企業

 

ご質問や英語対応可能かなど何でもお気軽にお問い合わせください。

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給与計算アウトソーシングの相場は?

給与計算アウトソーシングの費用は、従業員数、オプションサービス、導入費用によって大きく異なります。

従業員数 従業員数が多いほど料金が高くなる
オプションサービス 年末調整や社会保険料算出などのオプションサービスの利用料金
導入費用 初期費用として基本料金2ヶ月分程度が請求される場合がある

 

給与計算アウトソーシングの料金表

従業員数 基本料金(月額) 1名あたり料金(月額)
40名未満 5,000~25,000円 380円~800円
40名~100名 10,000~40,000円 400円前後
100名以上 要相談 要相談

※2024年2月時点での数字になります。

大企業向けの費用感

大企業向けの給与計算アウトソーシングの費用は、従業員数や提供されるサービス内容によって異なります。

一般的には、基本月額料金に加えて従業員1人あたりの月額料金が設定され、基本料金+月額料金の合計が料金となります。

たとえば、従業員数が100人程度の場合、基本月額料金は10,000~40,000円程度で、1人あたりの月額料金は400円前後です。初期費用や導入費用として、基本料金の2ヶ月分程度の金額を支払うことも一般的です。

従業員数100名以上の場合は、基本料金+1名あたり月額料金で、月額10万円~数十万円程度が相場です。

※2024年2月時点での数字になります。

1分で分かる!

価格シミュレーション

 

中小企業向けの費用感

従業員が40人未満の中小企業向けの給与計算アウトソーシングの費用は、基本月額料金が5,000~25,000円程度です。

1人あたりの月額料金が380円~800円程度で、追加料金を支払うことで給与明細の印刷や封入、振込代行、源泉徴収票の発行などの業務を代行してくれます。年末調整や住民税徴収額の更新などの業務は、追加オプションとして提供されることが一般的です。

従業員数100名未満の場合は、月額5万円~10万円程度が相場です。

※2024年2月時点での数字になります。

1分で分かる!

価格シミュレーション

 

クラウドへ移行の場合

従来の給与計算ソフトからクラウドの給与計算システムへの移行が増えています。自社で導入を行う場合は、ソフトからの利用料が移行のコストです。

クラウド型の給与管理システムの導入にかかる費用は以下のとおりです。

初期費用 0円
ランニングコスト 月額数百円〜数千円
保守運用費用 0円
カスタマイズ費用 0円

 

クラウド型の給与管理システムでは、初期費用を無料としているところが多くあります。企業側にとっては、0円で給与管理システムを一通り使ってみることができます。初めて給与管理システムを導入する企業にとっては心強い味方といえるでしょう。

ただし、初期設定や基本設定の設定を外注する場合は、別途費用がかかります。下記は導入・運用サポートを行う際の料金相場の一例です。

クラウド給与計算ソフト
(基本料金10名込)
220,000円~
クラウド勤怠管理ソフト
(基本料金10名込)
330,000円~

※2024年2月時点での数字になります。

運用サポートには、以下の項目の設定及び基本操作の説明を行い、クラウド会計の初期設定を支援します。

  • クラウド会計ソフトの申込作業、アカウント作成
  • 他会計ソフトからの移行作業
  • 開始残高、勘定科目の設定
  • 金融機関自動連携の設定
  • その他の基本設定

COMIT HRは、人事SaaSシステムとBPOの使いたいところだけを組み合わせることが出来る、人事・給与アウトソーシングサービスを提供しています。給与業務をベースに「勤怠業務」「社会保険業務」「従業員問い合わせ対応」など、アウトソースしたい業務だけを組み合わせることが可能です。

COMIT HRでは、サービスサイトで価格シミュレーションができるようになっており、導入を検討するサービスをチェックしていくことでコストの全体像が算出されます。

システム導入時には、入念なヒアリングとシステムのフィットアンドギャップ分析をおこなっているため、認識のズレを防ぎます。

 

1分で分かる!

価格シミュレーション

システム+代行の費用感

システム構築が可能な給与計算アウトソーシングもあります。代表的なサービス3選を例に費用感を紹介します。

サービス名 プラン 10名の月額料金 50名の月額料金 100名の月額料金 特徴
RoboRobo
ペイロール
スタンダード:1,000円/人/月(~200名)

エンタープライズ:要問い合わせ(201名〜)

 

1万円 5万円 10万円 ・社会保険労務士による監修とチェック

・使用しているシステムをそのまま活かせるツールの提供

・社員やアルバイトなどの複雑な勤務体系にも対応

 

ジョブカン
給与計算
400円/月〜

・1ユーザあたり

・オプション有

 

4,000円 2万円 4万円 ・自社システム使用により、全データをリアルタイムに確認可能

・給与計算業務のみはもちろん、業務全体のアウトソースまで対応

・パートナー社会労務士が、法改正の際の相談にも対応

 

freee人事労務
アウトソース
ベーシックプラン基本料金3,980円 / 月に、従業員1名あたり500円/月 5,000円 2万5千円 5万円 ・アウトソースに最適化されたツールによって、作業の進捗確認が可能

・freee独自の人事労務ソフトによる、給与・人事情報の総合管理

・フェーズに応じて内製と外注を使い分け可能

 

※2024年1月時点での数字になります。

給与計算をアウトソーシング・代行した場合、人件費だけでなく給与計算ソフトの利用料も削減できるため、組織の管理コストを中長期的な視点で最小限に抑えることが可能です。

1分で分かる!

価格シミュレーション

 

 

給与計算アウトソーシングの対象範囲は?

給与計算アウトソーシングで依頼できる業務には、下記があります。

給与・賞与計算代行

従業員の給与や賞与の計算を外部に委託できます。給与体系に応じた計算を行い、給与明細の発行や振り込みまでをサポートします。

COMIT HRでは、給与計算に必要なデータフォーマットは従来の仕様を継続して活用できます。タイトな納品スケジュールでも調整可能で、紙での交付も対応可能です。

年末調整代行

年末調整の申請書の回収や集計、データ入力などを外部に委託します。繁忙期における経理の業務負担を軽減し、効率的なバックオフィス業務をサポートします。

COMIT HRでは、株式会社エコミックのクラウドシステム「簡単年調」と、給与計算アウトソーシングを組み合わせることで、年末調整業務の工数を大幅に削減します。

従業員は、保険料控除証明書や住宅ローンの残高証明書、前職の源泉徴収票など年末調整に必要な証明書類をすべて写真に撮ってアップロードするだけです。

従業員本人が申告すると間違いやすい項目は、COMIT HRがデータを作成するため、申告ミスによる不備対応がなくなります。

住民税

従業員の住民税の計算や納税手続きを代行します。年次で発生する繁忙期の業務を外部に委託することで、給与計算業務の効率化を図ります。

COMIT HRでは、住民税年度更新のメイン業務である、特別徴収のデータ作成から個人の通知書の拠点発送の送付準備を行います。

企業は、すべての税額通知書を集めたら、そのままCOMIT HRに送付することで対応完了です。従業員ごとに税額通知書を封入して各拠点へ送付されます。

福利厚生代行

従業員の福利厚生制度の管理や手続きを外部に委託します。給与計算業務と連携し、従業員の福利厚生に関する管理を一元化することで効率化を図ります。

COMIT HRでは、福利厚生制度の企画・運営、各種手続きを行います。証明書の発行や団体生保・確定拠出年金のサイトでのデータ管理も対応可能です。

1分で分かる!

価格シミュレーション

 

 

給与計算アウトソーシング導入の流れ

給与計算アウトソーシング導入は、7つのステップでスムーズに進められます。

ステップ1. 課題・目的の明確化 ●   コスト削減、人材確保、業務効率化など、導入目的を明確にする

●   現状のコスト把握、課題の洗い出し、目標設定を行う

●   経営層と従業員間のコンセンサス形成を図る

ステップ2. アウトソーシング会社選び ●   規模、専門性、コスト、サポート体制などを比較検討する

●   複数社から見積もりを取り、提案内容を詳細に確認する

●   自社のニーズに合った会社を選ぶ。

ステップ3. 契約 ●   サービス内容、料金体系、責任範囲、契約期間などを明確にする

●   トラブル発生時の対応策を事前に確認する

●   契約書の内容を慎重に確認してから締結する

ステップ4. システム導入・移行 ●   必要に応じて、給与計算システムを導入する

●   データ移行を安全かつ正確に行う

●   テスト運用を行い、問題があれば修正する

ステップ5. 運用 ●   定期的に担当者とのミーティングを行い、情報共有と課題解決を行う

●   マニュアルを作成し運用手順を明確にする

●   問題発生時には迅速に対応する

ステップ6. 効果測定 ●   定期的にコストや業務効率の改善状況を測定する

●   導入前と導入後の比較を行い、効果を検証する

●   必要に応じて、契約内容の見直しを行う

ステップ7. ノウハウの定着と継承 ●   アウトソーシングに関するノウハウを文書化、社内で共有する

●   担当者交代時のスムーズな引き継ぎを確実にする

●   導入後の運用にも注力することで、長期的な効果を最大限に引き出す

 

事前準備とコミュニケーションを徹底することで、導入後のスムーズな運用と期待効果の最大化を実現します。

 

給与計算アウトソーシングの実際: 利用率と重要性

矢野経済研究所によると、2021年度の人事・総務関連業務アウトソーシング市場規模は、前年度比6.7%増の11兆3,438億円でした。

その内訳として、人材関連業務アウトソーシング市場(人材派遣、人材紹介、再就職支援)は前年より6.9%増の9兆5,281億円で、人材関連業務アウトソーシング市場が全体の約8割を占めています。

主な理由として働き方改革やDXなどに取り組む企業の増加が挙げられ、景気減退の影響を上回る勢いでサービス需要が拡大がしています。

同研究所の調査によれば、2014年での日本企業における給与計算アウトソーシングの利用率は20%程度です。市場規模の増加を考慮した場合、現在はさらに多くの企業が利用していると考えられるでしょう。

※出典:矢野経済研究所「人事・総務関連業務アウトソーシング市場に関する調査を実施(2022年)」
また、freee株式会社が2022年に実施した「人事労務領域のアンケート」によると、以下の結果が判明しています。

※出典: freee株式会社 「スモールビジネスが抱える労務の課題が明らかに freee人事労務がインターネット調査を実施」
業務に不安を感じている担当者は60%以上に上り、企業の規模が大きくなるほど不安を感じる割合が多くなる傾向です。

※出典: freee株式会社 「スモールビジネスが抱える労務の課題が明らかに freee人事労務がインターネット調査を実施」
具体的な業務では給与計算に不安を感じる担当者が最も多く、不安を感じる理由の第1位は「計算・入力ミス」でした。

企業の経理担当者における給与計算業務の負担が増大していることがわかります。

高度な知識を必要とする給与計算業務は、従業員の給与明細の作成や法改正への迅速な対応を要求します。この繁忙な業務に拘束されてしまうと、人事制度の改革や他の戦略的な業務へのリソース割り当てが難しくなり、企業の運営に支障をきたすことがあります。

給与計算アウトソーシングは業務の効率化だけでなく、組織全体の生産性向上にも貢献する不可欠な要素といえるでしょう。

給与計算アウトソーシングのメリット

給与計算を外部に委託する代表的な6つのメリットを紹介します。

  1. コスト削減
  2. 担当者がコア業務に注力
  3. 法令の最新動向への迅速な対応
  4. 属人化を防止
  5. 専門家の品質
  6. 社内リソースの最適化

コスト削減

給与計算アウトソーシングを利用することで、人件費とシステム関連費用の両方を削減できるメリットがあります。

給与計算にかかるコストは主に2つに分かれています。一つは給与計算担当者に関するコストであり、もう一つはシステムに関するコストです。

給与計算担当者にかかるコストは、専門知識を持つスタッフの給与と、正確な計算を保証するための教育費用に含まれます。一方、システムにかかるコストには、通常の利用費用や開発コストに加えて、法令改正や税制変更に対応するための費用も含まれます。

外部委託先への支払いが、社内での給与計算に比べて結果的にコストを下げる場合に、アウトソーシングの利点が明確になります。

給与計算アウトソーシングの利用を検討する場合は、先にトータルコストを理解することが重要です。

担当者がコア業務に注力

給与計算アウトソーシングを利用することで、担当者がコア業務に専念することが可能です。

給与計算に関する業務は専門性が高く重要ですが時間とコストが発生します。たとえば、業務内容は、タイムカードの集計、ソフトへの入力、給与計算、明細の発行などで、多くはルーチン作業です。そのため企業の利益に寄与しづらい業務といえます。

多くの労務担当者は他の業務と兼任で給与計算を担当しており、給与計算をアウトソースすることで他の業務への影響を軽減できるのです。企画や戦略立案などのコア業務に時間を確保することもできます。

給与計算をアウトソースすることで、利益を生み出す創造的業務に人的・金銭的リソースを注力できることは大きなメリットです。

 法令の最新動向への迅速な対応

給与計算アウトソーシングの利用は、法令の最新動向に対して迅速に対応することとなり、法的リスクを軽減するメリットがあります。

労働関連法規や税制、社会保険制度など法令は絶えず改定されます。変化に対応するためには、担当者が常に最新情報を把握し専門的な知識を向上させなければなりません。

給与計算業務にアウトソーシングを活用することで、法令違反のリスクや担当者の負担を軽減することが可能です。給与計算アウトソーシングは、法令の変化に即座に対応し、企業のコンプライアンスを維持するための強力なツールとなるでしょう。

法令の最新動向への迅速な対応は、給与計算業務におけるアウトソーシングの大きなメリットの一つです。

属人化を防止

給与計算アウトソーシングの利用は労務担当者の属人化を防ぎ、業務の持続性を確保する効果的な手段です。

給与計算業務は、企業にとって不可欠な一環であり、正確性が求められる重要なプロセスですが、特定の担当者に過度に依存してしまうと大きなリスクが生じます。

担当者が急な休職や退職をした場合、業務が滞ることは企業にとって大きなリスクでしょう。従業員の給与の支払いに遅れが生じる最悪のケースも想定できます。

同じような状況でも給与計算アウトソーシングを導入していた場合は、迅速かつ正確に業務を遂行され業務の持続性を確保します。

給与計算アウトソーシングを導入することは、企業の安定性と効率性を向上させる手段といえるでしょう。

専門家の品質

給与計算アウトソーシング会社は経理に関する高度な知識と専門性を有しているため、給与計算における誤りや不正を防ぎます。

給与計算業務は、時間外労働の賃金、社会保険料、税金など、複雑なルールが絡むため、誤りが生じやすく、信頼性の低下や法的リスクを招く可能性があります。

特に、特定の担当者が給与計算業務を行う場合、チェック不足や担当者の変動による業務滞りが懸念されるでしょう。

給与は従業員の生計に深く関わるため、誤った計算は信頼を損ない、訴訟に発展するリスクを持ち合わせています。誤った給与計算が納税に影響を及ぼすことも考えられます。

給与計算のアウトソーシング会社では専門的な知識だけでなく、厳重なチェック体制を敷いているため、誤りや不正のリスクが大幅に軽減します。

社内リソースの最適化

社内リソースを最適化するのにも給与計算アウトソーシングは有効です。

給与計算業務は季節的な変動が大きく、年末調整や賞与支給時には通常より多くの人員が必要です。しかし、経理の専門知識を持つ社内スタッフを維持することは、経済的に負担が大きい場合があるでしょう。

給与計算アウトソーシングを利用することで、繁忙期に必要なだけの人員を確保できます。たとえば、年末調整や住民税の更新などの繁忙期に臨時スタッフを採用する際、適切な人材を見つけることは困難ですが、給与計算アウトソーシングを利用することでリスクを回避し、適切な人員を保つことができます。

給与計算アウトソーシングの利用は、季節的な変動に対応しながらコストを抑えた適正な人員を確保と、社内リソースの最適化を可能にするでしょう。

 給与計算アウトソーシングの注意点とデメリット

給与計算を外部に委託する代表的なデメリット3つを紹介します。

  1. 自社内のノウハウ蓄積の問題
  2. 一部業務負担の残存
  3. データ漏えいのリスク

 自社内のノウハウ蓄積の問題

給与計算を完全にアウトソーシングする場合には、自社内のノウハウが蓄積されない課題が生じます。

給与計算を完全に外部に委託することで、社内の人員配置転換が発生します。そのため今まで蓄積されたノウハウが失われる可能性があり、アウトソーシング以降のノウハウの蓄積も期待できません。

給与計算を外部に委託する際には、適切な戦略を練ることが重要です。

アウトソーシング先の代行業者を選定する際に重要なのは、マニュアルの整備やアウトソーシング先から自社へのフィードバックです。

COMIT HRでは、給与計算に関するプロセスも正確性を持って代⾏し、定期的なフィードバックをおこないます。アウトソーシング範囲はお客さまとお打合せ後に確定するため、業務の整理・標準化、生産性の向上、内部統制の強化などの効果が期待できます。

 一部業務負担の残存

給与計算アウトソーシングの懸念として、一部の業務負担は解消されずかえって作業負担が増えることが挙げられます。

たとえば、給与計算をアウトソースすることでコスト削減に寄与したものの、勤怠管理や従業員情報の更新などは社内業務として残った場合に、業務の忙しさが増す可能性があります。

給与計算をアウトソースしたにも関わらず業務負担が解消されない理由は、初期段階で業務範囲を明確に設定しないからでしょう。アウトソーシングの導入には、早期のデータ準備や入念な計画、外注先との連携が必須です。

COMIT HRでは、給与計算をアウトソースするにあたって現状の業務分析や、入念なシステムのフィットアンドギャップ分析もおこなうため、業務負担からの脱却・解消サポートが可能です。

 データ漏えいのリスク

給与計算アウトソーシングに伴う懸念事項には、従業員の個人情報や給与データの漏洩リスクが挙げられます。

給与計算には従業員の個人情報や給与データが含まれます。機密情報を外部に委託することは、データセキュリティ上のリスクを伴います。アウトソーシング先が適切なセキュリティ対策を講じていない場合、情報漏洩の危険性は高まるでしょう。

そのため、委託先のセキュリティ対策に対する信頼性を検証し、契約条件に十分なデータセキュリティ対策を盛り込むことが不可欠です。

データ漏えいの解決策として有効なのはシステムとアウトソーシングの併用です。COMIT HRでは、システムの導入・開発からBPOサービスまで対応可能で、一貫した業務効率化を実現します。

ご質問やご相談など何でもお気軽にお問い合わせください。

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給与計算アウトソーシングの選び方と依頼先業者の比較

給与計算業務をアウトソースする業者を選ぶ際の4つのポイントを紹介します。

  1. 柔軟性と対応スピード
  2. 業務範囲の確認
  3. コストの確認
  4. 実績とセキュリティの重視

柔軟性と対応スピード

柔軟性と対応スピードは、給与計算アウトソーシング導入の成功において不可欠な要素です。毎月の給与振込や納税締切日には正確さと迅速な対応が求められます。

給与計算の作業期間も確認し、柔軟な手続きや相談に対応できるかも検討しましょう。アウトソーシングは給与計算だけでなく、労務作業の相談も含みます。全般的な対応スピードも安心の要因です。

給与計算をアウトソーシングできる依頼先も、専門会社から社労士、税理士まで幅広く存在し、それぞれ特徴や強みが異なります。依頼を検討する場合は自社に合っているかを確認しましょう。

種類 おすすめの企業規模 特徴
アウトソーシング専門会社 中規模~大規模企業

 

 

給与計算に関わる業務を幅広く支援する体制が整っている

 

給与計算の代行をはじめ様々なオプションサービスを提供している

 

給与計算システムの構築・運用までサポートしてくれる会社もある

 

専門会社なら給与計算のプロが多数在籍している

 

ネットワークも豊富なので安心

社会保険労務士事務所 小規模~中規模企業

 

 

 

 

 

 

人事・労務の専門家の立場から適切なアドバイスをもらえる

 

基本的な給与計算はもちろん、社会保険料や残業代などに関する法令に精通しているためコンプライアンスを遵守した経営に貢献してくれる

 

算定基礎届や月額変更届の作成・提出や、労働保険の年度更新もまとめて依頼することができる

 

年末調整の代行は税理士の業務にあたるため、社会保険労務士に依頼はできないので注意が必要

 

年末調整に必要な給与計算は、アウトソーシング可能

 

税理士事務所 小規模企業 税理士事務所によっては顧問契約の範囲内で、給与計算に対応してくれるケースもある

 

社会保険労務士事務所と違い、年末調整や源泉徴収票の作成まで対応できる

 

源泉徴収票の作成を依頼できる

フリーランス 小規模企業 近年、給与計算のアウトソーシングを請け負うフリーランスも増加傾向

 

コストを抑えられることや柔軟な対応が期待できる

 

従業員が多いと対応が難しい

業務範囲の確認

給与計算を依頼できる業務範囲は代行する会社や事務所ごとに異なります。計算だけでなく勤怠情報の管理、経理業務の代行サービスや年末調整の部分的な依頼に対応する会社も存在します。

代行会社の選択は自社の課題に応じておこなうことが重要です。給与計算以外にもバックオフィス業務を依頼できる場合もあるため、給与計算アウトソーシングを検討する段階で事前の情報収集が必要です。

アウトソーシングの目的を明確にし、業務内容をブレイクダウンしておきましょう。

コストの確認

給与計算をアウトソーシングする際、コストを把握しておくことも重要なポイントです。価格が高くても対応スピードが遅い、柔軟性に欠ける、専門知識が不足しているなどの代行会社は存在します。

企業規模によっては、社会保険労務士事務所や税理士事務所もおすすめです。社会保険労務士は労務管理に精通し、給与計算から派生する労務手続きをサポートしてくれます。

税理士は給与計算だけでなく、年末調整など一貫したサービスを提供します。コストと効果を比較して最適な選択をしましょう。

実績とセキュリティの重視

給与計算アウトソーシングを選ぶ際のポイントとして、実績やセキュリティ対策も参考にしましょう。

過去の依頼実績が多い会社は信頼性が高いといます。HPや自社サイトで実績ページを公開している会社も多く確認しやすいでしょう。口コミやレビューサイトを参考にするのもおすすめです。

セキュリティに関しても重要で、個人情報漏洩認証マークや独自のセキュリティ対策をおこなっているかの確認も不可欠です。

給与計算アウトソーシングでは個人情報を外部に渡すため、情報管理方法を詳細にチェックしてリスクを最小限に抑えてください。

 アウトソーシングに関するよくあるトラブルとその対処法

給与計算のアウトソーシングにおける一般的なトラブルには下記が挙げられます。

  • 業務範囲の不明確性
  • 納期の管理不足による給与支払いの遅延
  • 給与計算のミスによる支払額の相違
  • 法的対応の遅れ

問題に対処するためには、事前に業務範囲や目的を明確に伝えることが重要です。給与計算の納期管理を強化し、正確な情報共有とコミュニケーションを確保し、法的要件に合致するアウトソーシング先を選定しましょう。

COMIT HRの給与計算アウトソーシングは、給与・賞与計算、年末調整、住民税、福利厚生などを網羅しており、人事情報管理、入退社手続き、勤怠管理にも対応しています。

社保業務は専門家に委託しているため、給与計算に関するすべての業務を効率的におこないます。

システム化では解決困難なプロセスもCOMIT HR独自のノウハウと正確性をもって代行し、業務改善の実現に効果的です。

 

 まとめ

COMIT HRでは給与計算専門のBPOサービスを提供しています。

月々の給与計算だけでなく、年末調整や住民税の対応、Webだけでなく紙での交付にも対応し、お客様のニーズに合わせた給与計算全般のアウトソーシングを承っています。

自社に最適な給与計算の業務フローを整えて効率化を推進したいとお考えでしたらぜひ弊社にご相談ください。

 

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