公開日:2021年5月29日 これまで習慣的に同じ内容を繰り返し入力したりさせたりした経験は御座いませんか。
たとえば年末調整のとき、住所や扶養家族の情報更新したわけでもないのに毎年同じ内容の記入をしたり、年に一度のため従業員に記入方法を繰り返し確認されたり、誤記入されて修正したり等々、従業員にとっても煩わしい作業ですが、管理担当者はそれ以上に煩わしく感じたかもしれません。
ではなぜそのような管理が行われているのでしょう。
実はその理由があるようでなかったりします。
そこで今回、特に人事労務管理システムでクラウドの使用を御検討されている皆様へ向けて、なぜ労務管理のクラウド化ができ、どのようなことが実現できるか解説させて頂きます。
人事労務管理とは
そもそも人事労務管理とは何でしょうか。
人事労務管理とは従業員の賃金や労働時間、労働条件や福利厚生等々を従業員の労働環境にまつわるものを法令遵守の許、管理することです。
特に厳格な定義はないものの、その中で人事を指すものは一般的に採用領域と人材教育である傾向があります。
しかしながら、入社すれば社歴の長さなどに関係なく、各々持つ条件下で働くので従業員にまつわる管理全般としてそのような呼ばれ方をされています。
従業員との雇用関係では各々労働条件下で給与が発生します。
そのため、各々の労働条件下での勤怠管理、入社や退社といった企業対従業員の管理だけでなく、従業員の住まいや扶養家族、マイナンバーの把握も社会保険料、所得税や住民税などを納付する関係上、必要になります。
また入籍によって変更した氏名などもこの管理業務に含まれます。
人事労務管理のクラウドシステム導入で実現するものとは
ではこうした人事管理業務がクラウドシステムを導入することで何が実現するのでしょうか。
それは紙媒体での情報のやり取りの削減です。これまで従業員の労務の多くは所定の用紙に記入し、担当者へ提出し、その担当者によって取りまとめられてきました。
そして取りまとめた書面をExcelなどに転記し更新保存する、そうした作業が一般的でした。
それら作業をクラウドに置き換えたとき、こうした紙媒体経由の情報伝達が要らなくなり、同時に従業員の直接入力も実現可能となるのです。
ジョブカンとは
そのクラウドサービスのひとつに「ジョブカン」というものがあります。
ジョブカンとはDonuts社の提供する人事労務領域を含む様々なバックオフィス業務を支援するクラウドシステムの総称で、シリーズ累計で100,000社以上での採用実績があるサービスです。
具体的なシステムでは「ジョブカン○○」と称して展開しており、また各システムを数珠つなぎに連動させるなど使いやすさに定評があります。
尚、人事労務管理では「ジョブカン労務HR」と呼ばれるものがあり、同じジョブカンシリーズの給与計算、勤怠管理のシステムと相互反映させることで情報のスリム化が実現可能となっています。
ジョブカン労務HRの事例
実際、ジョブカンのクラウドシステムを導入したことで、これまであった情報入力する機会が減り、入力ミスそのものが減ったといった作業効率改善の事例が多く出ております。
またシステムをカスタマイズすることで、従業員の人事情報（履歴書や労働条件）まで紐づけてより使いやすく活用されたりというものあります。
システムとしては使いやすく、得られるメリットも多いです。
では、課題はないのでしょうか。
それはシステムを導入前に、ある程度導入後の業務改善の道筋が立てられないといけない点です。
なぜなら導入する企業によってはこれまでのシステムと照らし合わせたとき、様々なイレギュラーや課題を抱えるためです。
逆をいえば、それらさえ解決できれば、効果が大きく見込めます。
まとめ
人事労務領域でクラウドシステムを導入することで実現されるものとは業務のスリム化です。
実際、多くの企業が採用している実績が物語るようにジョブカンの秀でた点でもあります。
人から人ではなく、人からクラウドを経て人に届くことでこれまでの業務は大きく改善が期待できます。
新しいシステムは活かされて初めて業務のスリム化をもたらします。
COMIT HRではジョブカンをクラウドシステムとして取扱いながら、これまで利用されていたシステムと照らし合わせ、導入初期の躓きをなくすお手伝いをさせて頂きます。
ジョブカンのクラウドシステム導入を含めた人事労務管理改善を御検討の際は、お気軽に御連絡頂けると嬉しいです。
