賞与とは?賞与を支給する場合に人事が行う手続きとは?

 公開日:2021年11月1日

冬と夏のシーズンに必ず話題に上がるのが賞与です。年に2回従業員に支給するのが一般的ですが、人事担当者の立場で考えると、どんな手続きがあるのか気になるところです。そこで今回は、賞与の概要と従業員に賞与を支給した時に人事が行う手続きについて解説します。

賞与とは?

賞与はボーナス・特別手当とも言われますが、違いはなく、従業員に毎月支払われる給与とは別に支給される賃金です。一般的には、夏と冬のシーズンに賞与支給日が決められており、従業員に対して賞与が支給されます。

賞与は賃金とされていますが、法的に支払が決められているものではありません。しかし、企業において賞与を給与規定等で取り決めている場合は、経営状況が悪くないかぎり支給されます。

賞与にはいくつかの種類があり、月例給与の何か月分というかたちで、金額が固定されている「基本給連動型賞与」のほかに、企業の決算の状況がよかった場合に、臨時的に従業員へ利益を還元する「決算賞与」や、従業員の業績等に応じて支給される「業績賞与」などがあります。

賞与からは、厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料、所得税が差し引かれて従業員に支給されます。

賞与を支給したときに人事が行う手続き

従業員に賞与を支給したときに人事が行う手続きに、「賞与支払届」の提出があります。

賞与支払届とは、賞与分の社会保険料を算出し、保険料を納付するために必要な届出書類です。賞与は法的に支払が決められているものではありませんが、労働基準法では、給与と同じ賃金の一部とされます。したがって、賞与分についても、健康保険料や厚生年金保険料を納付する必要があるのです。

提出期限は、賞与支給日から5日以内で、提出先は事業所所在地を管轄する日本年金機構の事務センターになります。提出方法には、電子申請、電子媒体(CDまたはDVD)、郵送、窓口持参があります。ただし、健康保険組合加入の場合、健康保険組合にも提出が必要です。

このような、人事関連の届出について、電子化が急速に進んでいます。日本年金機構では、ホームページで電子申請の概要を解説しています。

電子申請は、インターネットを利用して届出ができるため、24時間どこからでも申請が可能で、時間・コストの削減が期待できます。

※日本年金機構ホームページ 電子申請ページ

「賞与支払届」の提出が必要な「賞与」とは、企業で一般的に使われている賞与とはやや異なり、年3回以下で支給されたもの全てを指しますので注意が必要です。賃金、給料、俸給、手当といった「賞与」ではない名称で支払った金額も「被保険者賞与支払届」の提出が必要です。ただし、労働の対償とみなされない「結婚祝金」などは対象外となります。

※日本年金機構「従業員に賞与を支給したときの手続き

まとめ

 従業員に賞与を支給したときにも、毎月の給与と同じように健康保険料や厚生年金保険料を納付する必要があります。人事は賞与支給日より5日以内に「被保険者賞与支払届」を提出しなければなりません。賞与支払届の届出は、従業員が将来受給する年金額の計算の基礎にも使用されますので重要な手続きといえるでしょう。

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記事監修者

COMITHR導入コンサルタント 五十嵐 薫

新卒入社後、COMITHRの導入メンバーとして、日々、多数のクライアントの人事・労務の業務分析、課題解決に取り組む。

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