人事部門が保有している人事データを活用して企業経営に貢献することが求められ、タレントマネジメントの活用の重要性が年々高まっています。一方、タレントマネジメントのためのシステムを導入したが使われていなかったり、導入したもののうまく活用できていなかったりするケースも多くみられるようです。 そこで今回はタレントマネジメントに注目し、タレントマネジメントを使いこなすためのコツとタレントマネジメント活用の有効策を解説します。
タレントマネジメントを使いこなすためのコツ
タレントマネジメントとは、企業内の従業員の能力やスキル、経験などを含めたすべての人事データを一元管理して、戦略的に人材配置や人材育成を行っていくマネジメント方法です。従業員のデータは、所属している部門や部署で掴んでいる部分も多く、広い範囲で人事データを把握することが困難でした。
近年のITシステムの進化によって、部門や部署を超えて社内の人事データを一元管理することが可能となり、タレントマネジメントの有効性が高まりました。一元管理された人事データを活用して、タレントマネジメントの中心となって、従業員の配置や育成を行うのは、人事部門の役割となるわけです。
つまり、タレントマネジメントを使いこなすためのコツは、人事部門が、会社全体をリードしていく推進力を持つことです。そのためには、人事部門において片手間ではなくしっかりリソースを確保することが重要です。また、実務において必要なタレントマネジメントシステムを活用するための運用ノウハウも必要となります。
タレントマネジメントシステム活用の有効策
ITシステムの進化とクラウド環境の浸透があいまって、現在では数多くのタレントマネジメントシステムが提案されています。タレントマネジメントシステムのメインの役割は、従業員の人事データの一元管理ですが、人事データを活用するために、集計や分析機能が充実しています。
また、従業員の資格・経験・スキルなどを管理する機能や、人事評価機能、目標管理機能など、数多くの機能で構成されています。
タレントマネジメントシステム活用の有効策として、自社に必要な機能をもち、セキュリティ面で問題のないシステムを導入することが重要でしょう。
まとめ
タレントマネジメントの活用は、今後の人材マネジメントの主流となり、人事に求められる役割はさらに大きくなってくるでしょう。
タレントマネジメントに対応する十分なリソースを確保するために、人事BPOを活用して給与計算や社会保険業務等の定型業務を手放し、タレントマネジメント導入・運用仕組化の企画、推進にリソース集中することが重要です。
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