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人事SaaSのトレンド
ここ1年を振り返ると、当社が提案している企業様のうち中堅以上の企業様の割合が増えてきており、中堅以上の企業でもオンプレミス型の人事給与システムをSaaSへ移行させる動きが加速しているのを実感しています。
なぜ今、SaaSへの移行が加速しているのか検討企業様のインタビューを基に以下解説いたします。
(1)社内の貴重な情報システム部門のリソース有効活用
オンプレミス型の人事給与システムを導入している場合、運用面で社内の情報システム部門のエンジニアリソースを確保する必要がありますが、昨今のITエンジニアの採用難に伴い、間接部門のシステムの運用にまでそのリソースを回す余裕がなくなっています。
(2)SaaS利用の普及によるセキュリティ面の不安解消
大企業では、セキュリティ面への不安からシステムはイントラネット経由のものを導入するケースが大半でしたが、SaaS利用が普及するにつれて、こうした懸念も払拭されつつあり、一部の部門や子会社、部分的な機能の利用が急速に拡大しています。
(3)SaaSベンダーによる広告効果
現在、無数のSaaSベンダーが存在しており、中でもSaaSリーダーが莫大な広告費を投じた広告活動により潜在化していたSaaSニーズが顕在化するようになっています。
SaaS型サービス『COMIT HR』
COMIT HRは、当社が厳選した人事SaaSとBPOを組み合わせて開発した人事統合ソリューションです。特徴は以下のとおりです。
(1)最適なSaaSをご提案
人事SaaSは『ジョブカン』、『jinjer』、『キングオブタイム』、『Smart HR』の4つの中から最適なものをご提案します。SaaSでカスタマイズできず対応できない機能は、ツール開発またはオペレーションで代替することが可能です。
(2)最短3ヵ月からシステム移行と業務移管が可能
当社人事業務アナリストがお客様の現行システムと業務運用のFit&Gap分析を行い、To-Beフロー(SaaS導入後の業務運用フロー)を設計し、スピーディーにシステム移行と業務移管を実行します。
(3)コストメリット
SaaSとBPOのセットによる割引のため、通常SaaSだけを利用するときと比べて割安のランニングコストでSaaSをご利用いただけます。
カスタマーサクセス
2018年にCOMIT HRのサービス提供を開始して以来、多数の企業様に導入いただいており、カスタマーサクセスの事例についてご紹介いたします。
【事例】働き方改革関連法施行に伴う勤怠システムの導入と給与業務のアウトソーシング
全国展開されている小売りの企業様で働き方改革関連法が施行されるまでは、毎月の勤怠を従業員からのエクセル申告で管理されていましたが、長時間労働の是正、有給休暇取得義務が求められるようになり、勤怠管理システムの導入を検討されていました。また、M&Aでグループ会社数が増えてきたことから、勤怠締めと給与支給日が4パターンも存在しており、各社ごとに担当者が処理するという非効率な状況に陥っていました。
課題の解決
SaaSの勤怠と給与システムを導入し、働き方改革関連法に準拠した勤怠管理の運用ができる仕組みを3ヵ月という短期間で構築しました。給与業務ついては勤怠締めと給与支給日4パターンをそのまま踏襲したものの、オペレーションの一元化を実現することができました。
まとめ
COMIT HRでは、企業様の課題やニーズに合った最適な人事SaaSシステムと人事BPOソリューションをご提案し、人事ご担当者様の課題解決をお手伝いいたします。お気軽にご相談ください。