急成長するSaaS市場。PaaS、IaaSとの違いとは?クラウド種類を比較して解説

 公開日:2021年3月21日

最近、SaaS(サース)やPaaS(パース)という言葉を耳にすることが増えてきました。SaaSや、PaaS、IaaSなどは、全てインターネットをを介しておこなう「クラウドコンピューティングシステム」に含まれるサービスを指します。

「耳にするけれど、それぞれのサービスが何をするのか良く分からない」と疑問を持つ人も多いかと思います。こちらの記事では、クラウドの中でも一般的なSaaSや、PaaS、IaaS、DaaSのサービス内容を比較して違いについて詳しく解説いたします。

SaaS、PaaS、IaaS、daasの違い

クラウドは「クラウドコンピューティング」の略であり、クラウドサービスとは、インターネットを経由することでソフトウェアやデータなどコンピューター資源を利用できるサービス形態を指します。クラウドサービスにおいても、その利用形態や自社で用意、管理する領域によって「SaaS」「PaaS」「IaaS」「DaaS」などに分けられます。

SaaS(Software as a Service)とは

SaaSとは(Software as a Service)の略で、従来のソフトウェアの様にPCや端末のローカル環境にインストールしてサービスを利用する仕組みではなく、インターネットのサーバー上でパッケージとして提供されていたソフトウェアを利用してサービスを提供する仕組みを指します。

SaaSは、サービスの契約とアカウント作成だけで、すぐにサービスを利用できるため、従来のようにパッケージされたソフトウェアの購入、及びインストールをする手間がありません。

バージョンアップもベンダー側(クラウド事業者)がおこなうので、常に最新のサービスを利用できます。

PaaS(Platform as a Service)とは

「サービスとしてのプラットフォーム」の意味で、アプリケーションソフト開発に必要なネットワークやプラットフォームをインターネット上で提供するサービスです。PaaSは開発者向けのサービスで、企業やユーザーがそのプラットフォーム上でシステム開発ができる特徴を持ちます。自社でプラットフォームを構築するよりもコストや環境設定の手間を軽減できるメリットがあります。

IaaS(Infrastructure as a Service)とは

IaaSは(infrastructure as a Service)の略で、インフラ(OS、サーバーや記憶装置、ネットワーク機器など)をインターネット上で提供しているサービスです。拡張性に優れ、開発の自由度が高いですが、利用するにはOSやソフトウェアのインストール及び、管理も必要になります。PaaSよりもさらに手間がかかり、高度なスキルを要求されます。

従来のソフトウェアの様にPCや端末のローカル環境にインストールしてサービスを利用する仕組みではなく、インターネットのサーバー上でパッケージとして提供されていたソフトウェアを利用してサービスを提供する仕組みを指します。

DaaS(Desktop as a Service)とは

DaaSは(Desktop as a Service) の略であり、デスクトップ環境をインターネット経由で提供するサービスです。コンピュータの操作はユーザー側の端末で、処理はクラウド側の端末でおこなう特徴があります。ユーザーは、ディスプレイとキーボードなどの機材を準備するだけで、インターネット上でデスクトップ環境を持つことができます。

他のクラウドサービスと同様に初期導入コストが安く、ウィルス感染に強いというメリットがあります。同じ構成のコンピュータを大量に使用する場合、まとめて管理・運用できるという特徴も持つが、通信に対する負荷が大きいというデメリットもある。

名称利用者イメージ名称内容/提供領域特徴代表的なサービス利用者イメージ
SaaS(サース/サーズ)ソフトウェアやアプリケーションをインターネット上で提供するサービス◆データをインターネット上に保存できる
◆PCやスマートフォン、タブレットなど複数の端末で利用可能
◆複数の人が同一データの共有、編集が可能
・Gmail・Dropbox・Office 365など一般ユーザー
PaaS(パース)ソフトウェアやアプリケーションの開発環境をインターネット上で提供するサービス◆提供されたプラットフォーム上でアプリケーションの開発が行える
◆自分でプラットフォームを利用してシステム構築
・Google App Engine
・Microsoft Azureなど
ソフトウェアの開発者・実装者
IaaS(アイアース/イアース)仮想サーバーやハードディスク、ファイアーウォールなどのインフラをインターネット上で提供するサービス◆自由度の高いアプリケーションやプラットフォームが作れる
◆高度な専門知識が必要
・AWS
・Google Compute Engine
・Amazon Elastic
・Compute Cloud など
ICTサービスの運営者
DaaS(ダース/ダーズ)仮想デスクトップをインターネット上で提供するサービス◆ウイルス感染やセキュリティに強い
◆ネットワークに対する負荷が大きい
・Microsoft Virtual Desktop.
・IBM Smart Business
・Desktop.
・Citrix XenDesktop
一般ユーザー

ユーザーの活動範囲によるクラウドサービスの違い

近年のSaaS市場

近年、技術の革新、利便性向上を背景としてSaaS市場は急成長を続けています。特に2020年は新型コロナウィルスによる世界的な影響で、テレワークやDX(デジタルトランスフォーメーション)が企業において推進されるなど働き方が大きく変わってきました。その中でも、これまでパッケージソフトとして提供されていたソフトウェアを、インターネットを通じてクラウド上で利用できるSaaS導入に関して大きな注目が集まっています。

急成長する国内SaaS市場

これまでの日本国内におけるSaaS市場は、年平均成長率約13%の勢いで急成長しており、2024年には約1兆1,200億円まで伸張する見込みです。

SaaSへの関心の高まり

テレワークの普及によるオフィスの縮小、対面での会議の減少などを受けて、Web会議システム、電子契約サービス、電話関連システム、プロジェクト管理ツール、ナレッジ管理ツールなどコミュニケーション支援のSaaSへの関心が特に高まっています。

まとめ

この記事では、SaaS、PaaS、IaaS、DaaSの違いに関して解説してきました。それぞれのクラウドサービスの違いは、「クラウドで用意・管理する領域」の違いです。自社でクラウドサービスの導入を検討する場合は、どのような目的で利用するのか、カスタマイズは必要なのか、また予算に関して選ぶべきサービスが変わってきます。利用する際には目的を明確にして、コストカットや業務効率につなげられるサービスを選択するとよいでしょう。

記事監修者

COMITHR導入コンサルタント 五十嵐 薫

新卒入社後、COMITHRの導入メンバーとして、日々、多数のクライアントの人事・労務の業務分析、課題解決に取り組む。

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