クラウドとSaaSの違いとは?PaaS、IaaS、ASPとの違いを詳しく解説

 公開日:2021年3月16日

企業における働き方改革、テレワークやリモートワークの浸透により「SaaS」や「クラウド」という言葉を以前より聞く事が増えました。
頻繁に耳にはするものの、「SaaS」や「クラウド」に対して正確に把握している人は中々いないのではないでしょうか。
クラウドサービスはその利用形態によって、「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3種類に分けられます。
この記事では、「SaaS」と「クラウド」の意味や違い、またPaaS、IaaSといったサービスとの違いも解説していきたいと思います。

そもそもクラウドとは?

クラウドと聞くと雲をイメージしてしまいますが、クラウドとは実際に何を意味して、どこにあるのでしょうか?

クラウドは「クラウドコンピューティング」の略であり、クラウドサービスとは、インターネットを経由することでソフトウェアやデータなどコンピューター資源を利用できるサービス形態を指します。

クラウドサービスは、実態を理解せずとも利用できてしまいます。実際、「どこ?」にクラウドがあるかは分からずとも、私たちは様々なクラウドサービスを日常で利用しているのです。

米国国立標準技術研究所(NIST:National Institute of Standards and Technology)では、クラウドサービスの特徴としては、以下の5つが定められています。

オンデマンドセルフサービス

オンデマンドセルフサービスとは、ユーザーがウェブの画面上からシステムや各種設定をおこなうことができ、サービス提供者の介入や対話がなくとも自動で実効ができる仕組みを指します。amazonのAWSをイメージすると分かりやすいかもしれません。

幅広いネットワークアクセス

PCだけではなく、スマートフォン、タブレットなど様々なデバイスや、プラットフォームから利用ができることが必要とされます。

リソース共有

複数のユーザーが利用でき、サービスを利用するユーザーは、サーバーやリソースを気にすることなく利用ができることが必要になります。

スピーディーな拡張性

利用ユーザーがリソースを必要な時には、新規の契約等を必要とせずリソースを利用できる。提供者側からすればユーザーからの需給に応じてリソースの増減に対応できることが必要になります。

計測可能であること

CPUやストレージの利用量が可視化され、計測できる仕組みを持つこと。リソース仕様状況の監視、報告、制御ができ利用者への透明性が担保されていること。

クラウドサービスとSaaSの違い

SaaS(Software as a Service)何か?

SaaSとは(Software as a Service)の略であり、直訳すれば「サービスとしてのソフトウェア」になります。

従来のソフトウェアの様にPCや端末のローカル環境にインストールしてサービスを利用する仕組みではなく、インターネットのサーバー上でパッケージとして提供されていたソフトウェアを利用してサービスを提供する仕組みを指します。

クラウドサービスとSaaSは同一のもの

広義の意味ではクラウドサービスとSaaSは大きな違いはありません。クラウドサービス、クラウドコンピューティングは概念的であり、SaaS、及びPaaS、IaaSなどはサービスやシステムを表す言葉として使われています。

SaaSのメリット

SaaSには以下のようなメリットがあります。

  • 導入が簡単
    SaaSは、誰でも専用のサーバーやソフトウェアを準備する必要はなく、インターネット上からの申し込み導入、利用できます。
  • システム運用の負担が軽減できる
    ソフトウェアの利用はインターネット上であり、データ等を保管する必要がないため端末側の負担が軽減できます。
  • 時間や場所を問わない
    異なるデバイスからでも同一のサービスを利用できるため、インターネット環境があれば場所や時間を問わず利用できます。
  • コストパフォーマンスに優れている
    パッケージされたソフトウェアを購入してインストール必要がなく、常にアップデートされた最新のサービスを受けれるためコストパフォーマンスに優れています。

代表的なSaaSのサービス

SaaSの代表的なサービスには以下のようなものがあります。

  • フリーメール(Gmail・Yahoo!メールなど)
  • オンラインストレージ(Dropboxなど)
  • 社内SNS(Talknoteなど)
  • クラウドECシステム(ECキューブ・フューチャーショップなど)
  • ビジネス総合ソフト(Office 365・G Suiteなど)

SaaS・PaaS・IaaS・ASP比較一覧

SaaS、PaaS、IaaSのASP比較一覧画像

SaaS(Service as a Service)

「サービスとしてのプラットフォーム」の略で、これまでパッケージ製品として提供されていたソフトウェアを、インターネット経由でサービスとして提供・利用する形態を指します。

PaaS(Platform as a Service)

「サービスとしてのプラットフォーム」の意味で、アプリケーションソフト開発に必要なネットワークやプラットフォームをインターネット上で提供するサービスです。SaaSをさらに深化させた形態で、企業やユーザーがそのプラットフォーム上でシステム開発ができます。自社でプラットフォームを構築するよりもコストを軽減できるのメリットがあります。

IaaS(Infrastructure as a Service)

インフラ(OS、サーバーや記憶装置、ネットワーク機器など)をインターネット上で提供しているサービスです。拡張性に優れ、開発の自由度が高いですが、利用するには高度な専門知識が必要となります。

ASP(Application Service Provider)

アプリケーションをインターネット経由でサービスを提供する事業者を指します。SaaSとの違いは、SaaSはサービス提供の形態を意味するのに対して、ASPはそのサービスを提供する事業者を意味します。

SaaS・PaaS・IaaS・ASP比較一覧

名称内容代表的なサービス
SaaSソフトウェアやアプリケーションをインターネット上で提供するサービスGmail・Yahoo!メールDropboxOffice 365・G Suiteなど
PaaSソフトウェアやアプリケーションの開発環境をインターネット上で提供するサービスGoogle App Engine Microsoft Azureなど
IaaS仮想サーバーやハードディスク、ファイアーウォールなどのインフラをインターネット上で提供するサービスAWSGoogle Compute EngineAmazon Elastic Compute Cloud など
ASPソフトウェアやアプリケーションをインターネット上で提供する事業者

まとめ

クラウドサービスとは、インターネット上で提供されるサービスの総称です。提供されているクラウドサービスには様々な種類がありますので、利用する際には目的を明確にして、コストカットや業務効率につなげられるサービスを選択するとよいでしょう

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